Google Chromeには、次回のアクセス時にWebページを読み込む時間を短くするため、Webページの一部を保存するキャッシュが用意されている。デフォルトでは、以下のフォルダがキャッシュとして利用される。
  %USERPROFILE%\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache
  ※ %USERPROFILE%は環境変数。一般的には、C:\Users\<ユーザー名>
Google Chromeのデフォルトのキャッシュ保存先
  
 
 
  Google Chromeのデフォルトのキャッシュ保存先フォルダ
  デフォルトでは、[%USERPROFILE%]フォルダの下にキャッシュの保存先フォルダ((1))が作成されている。キャッシュフォルダには、このようにキャッシュファイル((2))が作成される。残念ながらファイルを開いただけでは、キャッシュされた画像などを取り出すことはできない。
  
   このキャッシュの保存先をSSDやRAMディスクなどの高速なストレージに変更すれば、Google Chromeの表示を高速化できる。またC:ドライブの容量が小さいような場合には、別のドライブを指定することでキャッシュがディスク容量を圧迫するのを防ぐことも可能だ。
   保存先を変更するには、Google Chromeを起動する際に「--disk-cache-dir="<保存先>"」オプションを付ければよい。Google Chromeのショートカットを作成し、リンク先にオプションを指定しておくのがよいだろう。その手順は以下の通りだ。
 
 
  Google Chromeのキャッシュの保存先を変更する手順
  Google Chromeのショートカットにオプションを付けることで、キャッシュの保存先を変更できる。
    (1)Google Chromeのショートカットを作成する。
    (2)右クリックメニューから[プロパティ]を選択する。
    (3)[Google Chromeのプロパティ]ダイアログを開く。
    (4)[ショートカット]タブを開く。
    (5)「リンク先」を編集し、「--disk-cache-dir="<保存先>"」オプションを追加する。ここでは、保存先を[F:\RAMDisk\ChromeCache]フォルダにするとしている。
  
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  変更したキャッシュの保存先フォルダ
  オプション指定した[F:\RAMDisk\ChromeCache]フォルダ((1))の下に[\Profile 1\Cache]フォルダ((2))が作成され、このようにキャッシュ((3))が作られる。
  
   なお事前にGoogle Chromeのバックグランド起動を終了した上で、デフォルトのキャッシュの保存先を削除またはリネームしておかないとキャッシュの保存先が変更できないので注意したい。
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