MicrosoftとQualcommは5月31日、Qualcomm Snapdragon 835 Mobile Platformを採用するWindows 10デバイスをASUSおよびHP、Lenovoが最初のパートナーとして年内に発売することをComputex 2017で明らかにした。
搭載されるWindows 10は昨年12月のWinHECで発表されたもので、ARM CPU上でWin32アプリを実行できるのが特徴だ。これらのデバイスはeSIM技術を用い、常時LTE接続が可能な「Always Connected PC」と呼ばれる。
Snapdragon 835にはSnapdragon X16 LTEモデムが統合されており、ギガビットLTE接続が利用可能となる。PCメーカーはSnapdragon 835を採用することで、薄型軽量でファンレス、バッテリーでの長時間使用が可能なデバイスが実現できるとのこと。
ASUSとHP、Lenovoに加え、HuaweiやVAIO、XiaomiもeSIMを採用したAlways Connected PCを発売する計画だという。Qualcommだけでなく、IntelのCPUを搭載するものも今後登場するようだ。Always Connected PCをサポートする日本のキャリアとしてはKDDIが挙げられている(Neowinの記事)。
また、MicrosoftはWindows Mixed RealityヘッドセットをASUSとDell、Lenovoが年内に発売することも発表した。なお、AcerとHPは既にWindows Mixed Reality Headset Developer Editionのプリオーダーを米国とカナダで受け付けている。
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