2012年2月18日土曜日

デュアルコアCPU搭載の格安タブレット「eden TAB」……キングソフト子会社から発売

キングソフトの子会社であるMobile In Style(モバイルインスタイル)は17日、7インチのAndroidタブレット「eden TAB(エデンタブ) Wi-Fi キングソフトオンラインショップ限定モデ
ル」の予約受付を自社サイトにて開始した。販売開始は25日。

「eden TAB Wi-Fi」は、Mobile In Style社が中国のスマートフォンブランド「Xiaomi
Inc.(シャオミ)」の技術サポートを受けて開発したAndroidタブレット。7インチタブレットとしては最軽量となる330gの軽量ボディで、1.2GHzデュアルコアCPU、1280×800ドットの高解像度ディスプレイを搭載している。Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)と Bluetooth に対応。OSはAndroid 2.3.3だが、4.0へのアップデートも予定されており、キングソフトの翁社長によると「独自ランチャー搭載で、4.0へアップデートしても違和感なく使用できる」設計になっているとのこと。また、キングソフトのセキュリティソフトやオフィスソフト、クラウドサービス「KDrive」もプリインストールされている。バッテリーは3850mAHの大容量で、本体サイズは199×118.8×10.4mm。三次元加速度センサーや近接センサー、ジャイロセンサーなど豊富なセンサー搭載で、ゲーム利用なども楽しめるとしている。メインカメラは800万画素、フラッシュ及びAF機能付き。カラバリは、「White」「Black」「Pink」の3色を用意。キングソフトオンラインショップでの価格は送料込みで29,800円。さらに、オンラインショップ限定で、購入日より14日以内であれば無料で返品できる「14日返品OK!お試し無料サービス」を実施。「とにかく触って使い勝手を試してもらいたい」(翁社長)としていた。Mobile In Styleでは今後、通信回線とのセット販売による端末無料プラン等の提供も予定しており、また、「eden TAB」の3Gモデルについては、4月末の発売になるとのことだ。

グーグル、「Android 5.0 Jelly Bean」を今春リリースか

読者の中には、「Android 4.0」、通称「Ice Cream Sandwich」をすでに使いこなしている人もいるだろう。だが、あまりのんきに構えていないほうがよさそうだ。事情通の「DigiTimes」サイトが台湾のサプライチェーン・メーカーから仕入れた情報として、Googleがタブレットに適したAndroidの最新バージョンを2012年第2四半期にリリースすると報じている。同バージョンのコードネームは「Jelly Bean」だという。

現時点での最新版であるIce Cream Sandwichはリリースされたばかりだが、どうやら来たる「Windows 8」の発売がGoogleを刺激し、OS発表スケジュールを早める気にさせたら
しい。DigiTimesはまた、Android 4.0の普及が思ったほど進んでいないこともアップデートの動機となっていると指摘したが、大半のAndroid携帯電話すらIce Cream Sandwichをまだ採用できておらず、Motorola
などの端末メーカーによるアップグレードが大幅に遅れている現状を鑑みるに、今回の次期OSへの移行は不意打ちといってもよいのではないだろうか。「リリースのサイクルをもう少し緩めてはどうか」と提言したいのは筆者だけではないだろう。

とはいえ、われわれの準備が整っていようといまいと、あるいは件の噂が真実であろうとなかろうと、Android 5.0 Jelly Beanには実に魅力的な機能が搭載されるとの話だ。

■待望の「Chrome」統合が現実に

Googleはいまだ、Chromeの真の可能性を完全には生かしきれていない。同社が(愚かにも)ネットブックに執着しているせいで、Chrome OSの発展は著しく阻害されている。同社製ネットブックは
「Chromebook」と名付けられ、飛行機内で貸し出されるノベルティと化した。だが、Android
Jelly Beanならこうした現状を打破できる可能性がある。

先日「Chrome for Android」がリリースされたことで、GoogleもようやくChrome OSに本腰を入れるつもりになったのかと筆者は感じた。Android 5.0 Jelly BeanがChromeを一製品としてほんとうに成り
立たせるものであるならば、GoogleはChrome OSをモバイル・デバイスへ移植し、デスクトップやタブレット、スマートフォンの間での同期を実現し、さらにはゲームやオフィス・ソフトといったChromeブラウザの豊富なアプリ・ラインアップを十分に活用していくはずだ。あるいは、Androidの断片化状態を解消し、Androidブランドそのものを抹消したうえで、Chromeを同社の看板OSとして利用し始めることも考えられる。

■Windows 8のデュアル・ブート仕様

DigiTimesの記事は、Android 5.0 Jelly Beanに2種類のモデルが用意される可能性も示唆している。Google版とMicrosoft版の2種類だ。同記事によると、各ブランド・ベンダーは「Android 5.0のみを選ぶか、Windows 8デバイスに
Android 5.0を追加することができ、後者の場合はコンピュータをシャットダウンせずに2つのOSを切り替える機能を利用できる」という。

Windows 8の最大の魅力の1つは、その柔軟性にある。タブレットからスマートフォンへ、もしくはゲーム機などへスイッチし、再び元のプラットフォームへ戻れるのである。こうしたミックス体制にGoogle製品までをも加えられれば、Microsoftが間もなく放つ次期WindowsはとんでもなくエキサイティングなOSになるだろう。筆者も愛用の「iPhone」と永遠におさらばすることになるかもしれない。

2012年2月17日金曜日

IIJ、NTTドコモのLTE網を使った945円/月のサービスを発表

IIJが最大128kbps、945円/月のデータ通信サービスを発表した。2月27日より提供を開始する。

NTTドコモのLTE網を使ったMVNOとしてのサービスで、525円の「追加クーポン」を購入することで、100MBまで下り最大75Mbpsでの通信も行えるという。標準SIMのほか、iPhoneなどで利用できるmicroSIMも提供される。

また、1契約で最大3枚までのSIMが提供される「ファミリーシェア1GBプラン」も発表された。こちらは月額2,940円で通信速度は同じく128kbps。下り最大75Mbpsの速度を利用できる1GB分のクーポンも月額料金に含まれる(ただしこのクーポンの有効期限は月内で繰り越しは不可)。

今夏、OS X Mountain Lion 登場

OS X Lion が発売されたのは昨年 7/20 だったが (/.J 記事)、アップルは今年の夏に OS X 系 9 番目のメジャーリリースとなる Mountain Lion をリリースすると発表した 。

ITmedia +D PC USER の記事によれば、Mountain Lion には 100 ほどの新機能が搭載されており、今回明らかになったのはそのうち 10 個。この 10 個を簡潔に説明すると、

iCloud への対応
iMessage の搭載
To Do リストアプリの搭載
ノートアプリの拡張
Growl のような「通知センター」の搭載
Share Sheet の搭載
Twitter をサポート
Game Center 機能の搭載
AirPlay Mirroring 機能の搭載
Gatekeeper 機能の搭載
となる。iOS で提供されていたアプリや機能が Mac で利用できるようになったというイメージだろう。各機能については ASCII.jp の記事に詳しい。

ちなみに Mountain Lion とはクーガーとかピューマと呼ばれる大型のネコ科の野生動物なのだが、賢明なる /.J 民の皆様であればお気付きの通り、Mac OS X v10.1 のコードネームもまた Puma だった。