2013年2月21日木曜日

Eclipseの設定

Eclipseの設定

インストールした日本語APIドキュメント、及び、マージしたソースコードのアーカイブをEclipseから使用する方法について説明する。

ドキュメントの参照先の変更

Eclipseの設定で、以下のJREシステム・ライブラリーの「Javadoc ロケーション」、及び、「ソース添付」項目をローカル環境の日本語APIドキュメント、及び、マージしたソースコードのアーカイブに変更する。

  • <java_home>/jre/lib/resources.jar

  • <java_home>/jre/lib/rt.jar

  • <java_home>/jre/lib/jsse.jar

  • <java_home>/jre/lib/jce.jar

  • <java_home>/jre/lib/charsets.jar

また、複数バージョンのJDKをインストールして使い分けている場合、JDK毎に同様の設定が必要となる。

  1. Eclipseのウィンドウメニューから[設定]を選択する。

  2. 設定ダイアログで、左側の一覧の[Java]を展開し、[インストール済の JRE]を選択する。

  3. 「インストール済のJRE」の一覧から「jdk1.6.0_27」を選択し、[編集]ボタンを押下する。

  4. JREの編集ダイアログで、「JREの編集JREシステム・ライブラリー」から「<java_home>/jre/lib/resources.jar」を選択し、[javadoc ロケーション]ボタンを押下する。

    Javadocダイアログが表示される。デフォルトでは「Javadoc URL (例 〜)」ラジオボタンが選択され、「Javadoc ローケーション・パス」にインターネット上の日本語APIドキュメントのURLが設定されている。

    Javadoc ローケーション・パス http://java.sun.com/javase/ja/6/docs/ja/api/
  5. Javadocダイアログで、「アーカイブ内の Javadoc」ラジオボタンを選択し、「アーカイブ・パス」にローカル環境の日本語APIドキュメントのアーカイブのパス、「アーカイブファイル内のパス」に「docs/ja/api」を設定する。

    Linuxの場合

    アーカイブ・パス /opt/jdk1.6.0_27/jdk-6u21-docs-ja.zip
    アーカイブファイル内のパス docs/ja/api

    Windowsの場合

    アーカイブ・パス C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27\jdk-6u21-docs-ja.zip
    アーカイブファイル内のパス docs/ja/api
  6. [検証]ボタンを押下して以下の確認ダイアログが表示されることを確認する。

    Javadocの参照方法ロケーションの検証中  [!] ロケーションは有効のようです。ファイル'package-list'および'index.html'が検出されました。

    ただし、Windowsでは以下の警告ダイアログが表示される。

    Javadocの参照方法ロケーションの検証中  [!] Javadoc ロケーションは検証できません。

    どうやらEclipceの現バージョンではパスに空白が入っていると検証に失敗してしまうようだ。しかし、動作に問題は無いのでこのまま設定する。

  7. [OK]ボタンを押下して、Javadocダイアログをクローズする。

  8. JREの編集ダイアログで、「JREの編集JREシステム・ライブラリー」から「<パス名>/rt.jar」を選択し、[ソース添付]ボタンを押下する。

    ソース添付構成ダイアログが表示される。デフォルトでは「ローケーション・パス」に<java_home>の下のソースコードのアーカイブのパスが設定されている。

    Linuxの場合

    ローケーション・パス /opt/jdk1.6.0_27/src.zip

    Windowsの場合

    ローケーション・パス C:/Program Files/Java/jdk1.6.0_27/src.zip
  9. ソース添付構成ダイアログで、「アーカイブ・パス」にマージしたソースコードのアーカイブのパスを設定する。

    Linuxの場合

    ローケーション・パス /opt/jdk1.6.0_27/src_ja_utf8.zip

    Windowsの場合

    ローケーション・パス C:/Program Files/Java/jdk1.6.0_27/src_ja_utf8.zip
  10. [OK]ボタンを押下して、ソース添付構成ダイアログをクローズする。

  11. JREの編集ダイアログに戻るので、以下のライブラリの「Javadoc ロケーション」、及び、「ソース添付」も同様に変更する。

    rt.jar,jsse.jar,jce.jar,charsets.jar

  12. [完了]ボタンを押下して、JREの編集ダイアログをクローズする。

  13. [OK]ボタンを押下して、設定ダイアログをクローズする。

動作確認

設定が終わったら適当なソースに「String s;」と記述して、カーソルを合わせてShift+F2を押下する。内部Webブラウザーにドキュメントが表示されたら画面を右クリックしてプロパティを選択する。プロパティの「アドレス(URL)」が以下のようにローカル環境のアーカイブになっていれば、「Javadoc ロケーション」の設定は正しく行われている。

http://127.0.0.1:<ポート番号>/help/nftopic/jar:file:<java_home>/jdk-6u21-docs-ja.zip!/docs/ja/api/java/lang/String.html

また、「String s;」にマウスカーソルを合わせると表示されるホバー表示、及び、Ctrl+左クリックで表示されるソースコードのコメントが日本語化されていれば、「ソース添付」の設定は正しく行われている。

2013年2月19日火曜日

Liberated Pixel Cup Code Winners Announced

After a laborious judging process, the Liberated Pixel Cup has finally announced the winners of the code contest. Out of the 48 entries, Lurking Patrol Comrades (now Source of Tales), a "MMORPG with a vast world, plenty of characters to speak to, both a melee and a magic based battle system, and a polished user interface," won the grand prize. The best HTML5 game was Big Island, written in Dart and playable directly from Github. The art prizes were given last August in case you missed it. Congratulations to everyone who participated!

Amazon Redshiftが正式公開に

 Amazon Web Servicesは2013年2月18日、Amazon Redshiftの提供を開始した。同社が2012年11月28日に発表していたサービスだ。発表時点では限定プレビューとして一部のユーザーのみ利用できる状態だったが、今回正式なサービスとしてリリースされた形だ。

 Amazon Redshiftは、クラウド型のデータウェアハウスサービスで、ペタバイト級のデータにも対応でき、かつテラバイト当たり年間1000ドル以下と低価格で利用可能な点が特徴。Amazon Redshiftは現在US Eastリージョンのみで提供されるが、今後数カ月以内にAWSの他のリージョンでも利用可能になるとしている。

 MicroStrategy、Jaspersoftの他、SAP、IBM、Informatica、Tableau、Attunity、Actuate、Pentaho、Talend、Birst、Roambi、Pervasiveがテクノロジーパートナーとして自社ソフトウェアでのRedshift対応を表明している。この他の既存データベースからはJDBC/ODBCドライバ経由で接続できる。

クライアント間で同期可能なアプリ固有のストレージを提供:

 米Googleは2月16日、HTML5のローカルストレージAPIである「FileSystem API」に似たストレージAPI、「Sync FileSystem API」を、Chromeの開発者向けビルドであるCanary版に実装したと発表した。

 Googleによると、Sync FileSystem APIではアプリ固有のサンドボックス型ファイルストレージを提供する。このストレージは、Google Driveをはじめとするクラウドバックアップサービスを通して、クライアント間で自動的にストレージコンテンツが同期される点に特徴がある。当面対象となるバックアップサービスはGoogle Driveのみだと同社は説明しているが、ユーザーからは、ほかのサービスへの対応についても期待する声が寄せられている。

 利用シーンとしては、ユーザーが生成したデータなど、バイナリデータをオフラインで使えるようローカルに保存しながら、アプリのデータをクラウドストレージ上にも保存/同期して、同じデータを別々のクライアント間で使えるようにしたい場合などを想定している。

 また同APIは、クラウドサービス上に置いた任意の文書にアクセスするためのものではなく、アプリ固有の同期可能なストレージを提供するためのものだとGoogleは強調している。