国連アフリカ経済委員会は、「イノベーション・プライズ・フォー・アフリカ」の受賞者として、「ハエ」を利用する飼料の製造技術を開発したアグリプロテイン・テクノロジーズを選んだ。
この技術は、特殊な方法で飼育した「ハエ」によって、廃棄された食品や廃棄物に含まれる血液、内臓、肥やしなどを家畜の飼料に変換するというもの。廃棄物を食べて育ったハエの幼虫を回収して乾燥させ、ひいて粉にしてから、コーンフレーク状に成形。飼料メーカー向けに出荷する。
乾燥させた幼虫の成分の組成は、一般に飼料として使われる魚粉と同じだという。