資格情報を保存させない設定に変更いたしましても、以前に保存されました資格情報を削除しないと認証ダイアログが再度表示されません。
保存された資格情報を削除する方法も併せてご案内申し上げます。
クライアント各自で削除する方法、または、グループポリシーとログオンスクリプトを利用しOUのユーザーに対し一斉に削除する方法の2種類です。
それぞれの方法どちらがお客様の環境に合いますかご検証いただき、どちらかお一つの作業を実行ください。
– 個別にコントロールパネルから削除
以下の項目から削除します。
[コントロールパネル]
– [ユーザーアカウント]
– [ユーザーアカウントの管理]
– [詳細設定]タブ
– [パスワードの管理]ボタン
プロキシ認証のパスワードを選択し、[削除]ボタンを押します。
– ログオン スクリプトとcmdkey コマンドで一斉に削除
- プロキシ サーバーへの資格情報が既に保存されている任意のコンピューターにログオンします。
- コマンド プロンプトを起動します。
- 「cmdkey /list」コマンドを実行し、現在保存されている資格情報を表示します。
"ターゲット" の欄の "target=" 以降に記載されている、プロキシ サーバーのターゲット名をメモします。
(下記の例では proxy.test.local がターゲット名です。)
// 出力結果の例
******************************
現在保存されている資格情報:
ターゲット: Domain:target=proxy.test.local
種類: ドメイン パスワード
ユーザー : TEST\testuser01
******************************
- ドメインの管理者権限を持つユーザーで、任意のドメイン コントローラーにログオンします。
- 資格情報を削除するユーザーに適用される GPO を、[グループ ポリシー管理エディター] で開きます。
- 左ペインのツリーを [ユーザーの構成] – [ポリシー] – [Windows の設定] – [スクリプト (ログオン/ログオフ)] の順に展開します。
- 右ペインの [ログオン] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [スクリプト] タブの [追加] をクリックします。
- [スクリプト名] に cmdkey と入力します。
- [スクリプトのパラメーター] に /delete:<ターゲット名> と入力し、[OK] をクリックします。(前述の例の場合、/delete:proxy.test.local となります。)
- [OK] をクリックします。 以後、ログオン時にプロキシ認証情報が削除されます。
(ご参考)Cmdkey
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc754243(v=ws.10).aspx