調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,079人。男女比は男性53.0%、女性47.0%。年代比は10代16.6%、20代18.4%、30代21.9%、40代16.0%、50代以上27.2%。
まず、今回もユーザーがどのようなモバイル機器を所有しているかを調べた。持っているモバイル機器の種類を尋ねたところ、予想通り「従来型の携帯電話/PHS」が77.9%と群を抜いて最も多かった。ほかに目立ったのは、「ノートPC/ネットブック」の45.0%、「携帯ゲーム機(ニンテンドーDSやPSPなど)」の37.7%、「携帯音楽プレーヤ(iPod touchなど)」の34.4%。
このところ所有者の増えている「スマートフォン」は18.3%だった。今回から調査方法を変えたので単純な比較はできないものの、スマートフォンの所有率は前回が15.3%、前々回が12.1%、前々々回が9.6%と増加する一方である。
次に各スマートフォン プラットフォームの勢力分布を確認するため、スマートフォン所有者197人に「どのようなスマートフォンをお持ちですか」と質問してみた。その結果、1位は「Android 搭載機」(54.3%)、2位は「iPhone シリーズ」(42.1%)、3位は大きく離され「Windows 系 OS 搭載機(Windows Mobile など)」(4.6%)となった。
単一製品ファミリで市場シェア4割を占める状況から、iPhone の人気の高さが分かる。ただし、プラットフォーム市場ではエコシステムの大きさが力となりうるため、過半数となった Android 勢の今後に注目したい。なお、米国でも Android の市場シェアが4割まで拡大した。
最後に、今回はスマートフォンの使用目的に着目してみよう。スマートフォン所有者197人に「どのようなことにスマートフォンを使っていますか」という質問に対する回答で多かったのは、「Web サイト閲覧」(91.9%)、「通話」(86.3%)、「メール」(89.8%)の第1グループ、「SNS 利用(mixi や Twitter、Facebook など)」(51.3%)、「スケジュール管理」(45.7%)、「ゲーム」(43.1%)の第2グループに大きく分かれた。なお、自由回答のなかには、動画再生や家計簿、地図として利用しているという意見もあった。
0 件のコメント:
コメントを投稿