IE10は、昨年の9月に開発者向けプレビュー、11月にプラットフォームプレビューがリリースされていました。今回は5つ目のプレビュー版ということになります。
IE10の新機能については、こちらのページにコンパクトにまとまっています。英語ですが、HTML5/CSSや周辺のAPIに詳しい方なら、一見して把握できるでしょう。
個人的には、アプリケーションキャッシュやIndexed Database API、File APIといったオフラインWebアプリケーションの機能が充実したこと、そしてなんといってもWebSocketに対応したことに注目しています。これらのAPIは、Webアプリケーションの在り方を大きく変えていくのが間違いないだけに、IE10が対応したことでWebの有様が一変するのではないかと期待しています。
また、Internet Explorer 10の新機能をアピールするためのサンプルが集められたサイトとして、「Internet Explorer 10 Test Drive」があります。なかなか凝ったサンプルもありますので、一度見ておくことをお勧めします。
○ Windows 8のMetro対応アプリはHTML5で開発可能
すでにさまざまなところで紹介されている情報ですが、Windows 8では、Web技術を使ってWindowsアプリを作成することが可能です。マイクロソフト自身も、HTML5/JavaScriptで自社アプリケーションを開発していると宣言(外部サイト)しており、Web技術はWindowsアプリ開発において重要な位置を占めているといって間違いないでしょう。
今回のプレビューから利用可能になった、Windows専用のアプリストア「Windows Store」は、Windowsの膨大なユーザベースに対してアプリケーションを販売できる、非常に有力なチャネルと目されています。
陳腐化しないオープンな標準技術を習得してさえいれば、こうしたプラットフォームを利用できる可能性が開かれているというのは、技術者にとっても非常にうれしいことです。
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