2017年2月20日月曜日

2016年第4四半期のスマートフォン販売台数は4億3,153万台

Gartnerのデータによると、2016年第4四半期のスマートフォン販売台数は前年同四半期から7%増の43,153万台となっている。 

Apple
2015年第4四半期以降、4四半期連続で前年同四半期から販売台数を減らしていたが、2016年第4四半期は前年同四半期から551万台増(7.7%)7,704万台。シェアも0.2ポイント増の17.9%となり、2年ぶりにSamsungを上回って1位となった。2位のSamsungは前年同四半期から666万台減(8%)7,678万台で、シェアも2.9ポイント減の17.8%となっている。ただし、AppleSamsungの差は26万台程度であり、Appleは第4四半期に販売台数が大きく増加する傾向がある。そのため、2017年第1四半期には再び順位が入れ替わる可能性もある。 

3
位〜5位は中国メーカー3社が占めており、販売台数・シェアともに伸びが大きい。3位のHuaweiは前年同四半期から869万台増(27%)4,080万台、シェアも1.5ポイント増の9.5%となっている。4位のOppo5位のBBK Communication Equipmentは販売台数・シェアともに倍増し、Oppo1,374万台増(106%)2,670万台でシェアが3ポイント増の6.2%BBK1,293万台増(113.8%)2,429万台でシェアが2.8ポイント増の5.6%となっている。3社の販売台数を合計すると9,180万台となり、21.3%を占める。 

OS
別にみると、Android2,728万台増(8.4%)35,267万台でシェアは1ポイント増の81.7%iOSはベンダー別のAppleの数字と同じであり、AndroidiOSの合計で99.6%を占める。Windows330万台減(75.2%)109万台となり、シェアは0.8ポイント減の0.3%BlackBerry70万台減(77%)21万台。シェアは0.1%を割り(0.048%)、表の上では0%という扱いになっている。その他のOS36万台減(40.2%)53万台となり、シェアは0.1%となっている。


2016
年全体のスマートフォン販売台数は7,146万台増(5%)149,536万台。3位〜5位の中国メーカー3社が増加する一方、1位のSamsung2位のAppleは減少している。Samsung1,377万台減(4.3%)3645万台でシェアは2ポイント減の20.5%Apple979万台減(4.3%)21,606万台でシェアは1.5ポイント減の14.4%となった。3位のHuawei2,873万台増(27.6%)13,282万台で、シェアは1.6ポイント増の8.9%4位のOppo4,581万台増(116%)8,540万台、5位のBBK3,712万台増(105.2%)7,241万台で、販売台数・シェアともに倍増している。 

2016
年にAndroidのシェアは前年比3.2ポイント増の84.8%となり、前年比で増加した唯一のスマートフォンOSとなっている。2016年はGoogle Pixelの発売により、プレミアム価格帯のAndroidスマートフォンの競争が激化した。2017年はNokiaブランドのスマートフォンが市場に再参入したことで、新興国市場でのさらなる競争激化が見込まれるとのことだ。

 

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