2012年9月27日木曜日

Android ICSをVirtualBoxで動かす

1. SDカードが利用できるAndroid ICSのVirtualBox向けイメージのダウンロード
Testing Android-x86 Ice Cream Sandwich-Image from VMLiteのページで、for free downloadのリンクをクリックして、Android-v4.7zをダウンロード。これに含まれるVirtualBox向けハードディスクイメージは、マウス、ネットワーク、SDカードが利用できます。


2. 展開
Ubuntuでは

$ 7z x Android-v4.7z


3. VirtualBoxで仮想マシン作成
OSタイプで、オペレーティングシステムをLinux、バージョンをOther Linuxにして、次へボタンを押す。メモリは適宜設定。仮想ハードディスク作成画面のときに、仮想マシンを置くディレクトリに、2で展開して得られたAndroid-v4ディレクトリの中身のうち、拡張子がvdiのVirtualBox仮想ディスクイメージファイルをコピー。起動ディスクの設定で、既存のハードディスクを使用をチェックして、Android-v4.vdiを選択。次へボタンを押して、Createボタンを押す。


4. 設定
仮想マシンを右クリックして、設定を開く。左のリストで、ストレージを選択して、右に現れるストレージツリーのIDEコントローラの「ハードディスクの追加」アイコンをクリック。既存のディスクにおける選択ボタンをクリックして、sdcard.vdiを選択。
左のリストで、ネットワークを選択して、アダプタ1の割り当てをNATからブリッジアダプタに変更して、OKボタンを押す。


5. 起動、IPアドレスを調べる
起動して、ウェブブラウザでLAN内にあるWebサーバにアクセスし、Webサーバのアクセスログから仮想マシンのIPアドレスを調べる。Webサーバを用意できない人は、9に飛んでほしい。


6. asbで接続
$ export ADBHOST=仮想マシンのIPアドレス

$ adb kill-server

$ adb start-server

$ adb devices

仮想マシンが表示されていたら、adbでアクセスでできる。


7. ターミナルエミュレータのインストール
別のAndroid ICSのVirtualBox向けインストーラandroidx86_ics.7zで、仮想マシンにインストールしたものから、Term.apkを引っこ抜いた。これをここに置いておく。これをPCでダウンロードして、

$ adb install Term.apk

すれば、ターミナルエミュレータが使えるようになる。なお、ググって、Android 2.3以前のターミナルエミュレータのapkをダウンロードして、インストールしてみたが、エラーで強制終了した。


8. 次回以降、仮想マシンを起動したときIPアドレスを調べるには
Terminal Emulatorを起動して、

$ ifconfig eth0

で仮想マシンのIPアドレスを調べられる。


9. WebサーバでIPアドレスを調べることができない人は
5、6、7をすっ飛ばして、Androidのブラウザから、ここにアクセスして、Termial.apkをダウンロードして、インストールすることもできる。ただし、設定 - セキュリティ - 提供元不明のアプリにチェックを入れる必要がある。Androidのブラウザから上記urlにアクセスするときは、Google検索で、sarl + tokyoで検索してヒットする「LangDroid - Linux、Java、Android、デジタルガジェット技術ノート」を開いて、トップページから、本記事のページをたどって欲しい。


10. 開発しているアプリをインストールするには
8の方法でAndroid ICSのIPアドレスを調べ、6の方法でadb接続する。

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