Sencha Touch 2.0リリース(link)
スマートフォンやタブレット向けのUIをHTML/JavaScriptで簡単に開発できる、Sencha Touchの最新版が公開されました。
今回のリリースにおける目玉はネイティブアプリの開発が可能になったということ。つまり前述の「ハイブリッドアプリケーション」をSencha Touchのみで開発できるようになったということです。
さらに、パフォーマンスも大きく向上したとのこと。たしかに、Sencha Touchのデモをいくつか見てみても(例:Kitchensink)、かなりサクサク動きます。
■ モバイルWebアプリのテストを容易にするAdobe Shadowがリリース
アドビがリリースした「Adobe Shadow」は、モバイルWebアプリのテストをかなり楽にしてくれそうで期待が持てるツールです。
複数のモバイルデバイスを手元に置き、PCのChromeを「母艦」として、それらのモバイルデバイス上のブラウザと同期がとれます。Shadowに関する日本語情報としては、Publickeyの記事が詳しいのでお勧めです。(アドビの新ツール「Shadow」は、モバイル用Webアプリ開発者必須のツール)
また英語ですが、こちらの記事では、認証が必要なアプリケーションのテスト方法など、進んだトピックが紹介されています。
■ jqMobi1.0リリース(link)
jQMobiは、zepto.jsやjquipといった、jQueryとある程度互換性を保ちながら、モバイルデバイス向けにサイズを最適化したフレームワークの一つです。 ぼくの手元で、ミニファイされた非圧縮のバージョンで比較したところ、jQueryは94kbytes、zepto.jsは20kbytes、jQMobiは15.5kbytesといったところでした。zip圧縮してみると、jQueryは34kbytes、zepto.jsは8kbytes、jQMobiは5kbytes。だいぶ小さいですね。そのぶん機能は削られているはずですが、そのトレードオフをどこまでうまく調節しているかが見ものです。
■ JavaScriptが、PythonとPerlを抜く - 3月プログラミング言語人気(link)
JavaScriptの勢いが止まりません。もはやWebに携わる誰にとっても必須のスキルか。
■ AndroidやiPhoneのHTML、CSS、JavaScriptのバグまとめ(link)
これは、なんとうれしいまとめ。全部に目を通しておきたいくらいですね。
■ Source Mapsで、ミニファイされたJavaScriptをデバッグ可能に!(link)
開発効率を大きく向上させることが期待できる、非常に有望な新技術がWebKitに搭載されました。
このSource Mapsというテクノロジーを使うと、ミニファイされたJavaScriptコードを、元のソースコード上でデバッグできます。 Source Mapsはすでに最新版のWebKitには搭載されているので、WebKit Nightly BuildかGoogle Chrome Canalyビルドで試せます。これらのブラウザでfont dragrのサイトを訪問し、Webインスペクタの設定(右下の歯車アイコンをクリックすると表示できます)から「Enable source maps」にチェックを入れてみてください。
すると、本来はミニファイされ、1つに結合されてしまっているJavaScriptファイルが、Scriptsタブ上で個々のファイルとして分割表示され、そのソースコード上でデバッグ可能です。
Source Mapsが動作する仕組みは、ミニファイ後のソースと元のソースの対応表をWebKitが参照する、というものです。 その対応表は「.map」という拡張子を持ち、現在は以下のツールが出力に対応しています。
- Closure Compiler・・・Google謹製のJavaScriptミニファイツール
- Traceur・・・ECMAScript6のコードを通常のJavaScriptコードに変換するコンパイラ
- Google Web Toolkit・・・JavaコードをJavaScriptに変換するツール/フレームワーク
この仕組を利用すれば、将来的にはCoffeeScriptやProcessing.jsなどJavaScriptを出力とする別言語や、LESS/SASS/StylusといったCSSプリプロセッサのデバッグにも対応できると考えられます。
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