脱獄不要でiPhone上部のバーに表示されるキャリアのロゴを自由に変更できる「CarrierEditor」の記事で、iPhoneのステータスバーに表示されるキャリアのロゴを自由に変更できる「CarrierEditor」をご紹介した。「CarrierEditor」はMac版のみの対応だったが、早くもこの製品にインスパイアされたというWindows版が登場した。Windows版のソフトウェアの名称は「CustomCarrierLogo」。
なお、「CarrierEditor」同様に日本ではSoftBank版のみ対応で、KDDI版のiPhone、iPadではキャリアロゴの変更はできない。(Wi-Fiモデルも不可)また、想定されていないキャリアアップデートにより不具合等が生じる可能性もあるため、実行する場合は事前にiTunesでバックアップを取り、自己責任でお願いしたい。
使用方法は「CarrierEditor」と同様
「CustomCarrierLogo」は、Mac版の「CarrierEditor」にインスパイアされたというだけあって、使用方法もほぼ同様だ。まず、以下のリンクから「CustomCarrierLogo」の最新版をダウンロードしよう。ダウンロードが完了したらzipファイルを展開して、CustomCarrierLogo.exeを起動する。
Download:http://danyl.net/CustomCarrierLogo_v0.0.6.zip
あとは「CarrierEditor」同様にウィザードの内容にしたがってキャリアアップデート用のipccファイル(バイナリファイル)を作成する。まずは「Let's Get Started」ボタンをクリックしよう。
「CarrierEditor」では、キャリアロゴのカスタマイズは画像ファイルのみを対象にしていたが、Windows版の「CustomCarrierLogo」では任意のテキストをロゴにすることもできるようだ。なお、最新版の「CustomCarrierLogo」には多数のアイコンが同梱されているため、その中から選択することもできる。
なお、「Current Carrier Version」を調べるためには、手元のiPhoneまたはiPadで、「設定」→「一般」→「情報」と進み、「キャリア」の項目の数字(画像では「13.2」)を確認しよう。
全ての項目を入力し終えたら、「Create IPCC Carrier」ボタンをクリックすると、デスクトップに2種類のipccファイルが生成される。
iTunesでiPhoneを復元する
ipccファイルの生成が完了したら、iTunesを起動しよう。iPhoneとPCをUSBケーブルで接続し、デバイスの管理画面を表示する。次に、shift
を押したまま、「iPhoneを復元…」ボタンをクリックする。
上図は、Mac版のiTunesであるが、Windows版でもほぼ同様の操作で可能だ。ファイルを選択するダイアログが表示されたら、デスクトップに保存された2種類のipccファイルのうち、「original」ではない方のファイルを選択する。
キャリアアップデートが完了したら、iPhoneを再起動する。ステータスバーに表示されているキャリアロゴが変更されていれば作業は完了だ。
必ず事前にバックアップを取得する
Mac版の「CarrierEditor」には、こちらの記事でも触れたように、「キャリアロゴを元に戻すことができない」「インターネット共有の項目が消失する(※「original」ファイルから復元することで回避可能)」などのいくつかの不具合が散見された。Windows版の「CustomCarrierLogo」でも同様の不具合が内在している可能性が考えられるため、実行する場合には必ず事前にバックアップを取得しておきたい。
また、想定されていない操作を行うことになるため、Appleのサポート対象外となる可能性もある。実行する場合は自己責任でお願いしたい。
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