2018年3月15日木曜日

「Googleマップ」を利用したリアルワールドゲームの制作が可能に

Googleは、「Googleマップ」で実装されている世界モデルのリアルタイムデータの提供と、それらのUnityゲームエンジンでの利用を発表した。

ゲーム開発者は、実際の建物や道路などのデータに、中世やファンタジーなどのテクスチャを合わせるというゲーム世界の構築を、より簡単にできるようになる。

現実世界とゲームを融合
Google Maps APIs Gaming

Google社内のスタートアップ企業としてスタートしたNianticによる『Pokémon GO』や『Ingress』など、その数と需要を増し続ける"リアルワールドゲーム"。

Googleのサイトでは、ドラマや映画をもとにした『The Walking Dead: Our World』や『Ghostbusters World』『Jurassic World Alive』などもパートナー企業による位置情報ゲーム作品として紹介されている。

The Walking Dead Game

今回の発表によると、「Googleマップ」に登録されている200以上の国、1億以上の3D建物、道路、ランドマーク、公園が利用可能になる上、地図はリアルタイムでアップデートされるという。

データ提供は有料であるものの(外部リンク)、ゼロから開発する必要なく没入感の高い世界を構築できるため利用の幅は広そうだ。

Google Maps API
You can now build real-world games using Google Maps APIs. Learn how #GameDevelopers can bring the richness of Google Maps to @unity3d—one of the most popular mobile game engines. http://goo.gl/XAWR4x #GameDev

上述した位置情報ゲームのほかにも、架空の都市を舞台に箱庭型の探索と過剰な暴力で絶大なヒットを飛ばした「Grand Theft Auto」シリーズや、実在の街を忠実に再現してゲーマー以外にもプレイ人口の多い「龍が如く」シリーズ。

よりファンタジー色は強いが『AKIBA'S TRIP』や『TOKYO JUNGLE』など、「街」を主眼とした作品は数多く、その需要は高い。

「Googleマップ」の提供により、今後どのような作品が生まれていくのか、楽しみだ。

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