2018年4月24日火曜日

千葉大学が立体映像を空中に投影するホログラフィー技術を開発中

映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』では、レイア姫が「助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです」と、ホログラム動画を介して訴えかけていましたよね。実は、世界はこの技術の実現に向かって動いているんです。

千葉大学は、リアルタイムで立体映像を空中に投影できるホログラフィーのシステムを開発しています。まずはこちらの映像をご覧ください。

仕組みとしては、向かい合わせに配置した2枚の放物面鏡(凹面鏡)と、立体像を記録・再生するホログラフィー技術を合わせることで実現しています。まず2cm x 1cmの小型液晶ディスプレイに映像を表示し、そのうえにこの映像を投射。その際、凹面鏡の反射を利用して10数cm上空に浮かびあがらせるのです。

これまで、ホログラムを空中に投射するには数百台ものプロジェクターが必要だったり、スクリーンを回転させなければいけませんでした。ですがこのシステムであれば、コレ1台でここまで実現が可能になるのです。

今後は投影像の拡大や、モーション・センサーで人の動きに連動し、触ると反応するなどのインタラクティブ性も加えるよう改良していくとのこと。

この研究が進めば、オビ=ワンとレイア姫のように、固定電話感覚でホログラフィーを投影させることができるようになるかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿