2018年4月12日木曜日

体温で発電、充電不要のスマートウォッチが明日発売。MATRIX PowerWatch日本上陸

米国MATRIX Industriesが、体温で発電するスマートウォッチ『MATRIX Powerwatch』シリーズ3モデルの日本版を発表しました。発売は4月12日より、価格は3万2800円から。

特徴は、装着したユーザーの体温と外気温との温度差で発電し、電源をまかなう点。そのため一般的な使い方では充電を必要とせず、充電ケーブルやACアダプタなども不要です(ただしデータバックアップ用補助電源としてリチウムイオンバッテリーも搭載。こちらの充電も温度差発電で賄います)。

スマートウォッチの機能としては、歩数計と消費カロリー計、睡眠量計の3点が中心。歩数と消費カロリー表示に関しては、推奨される目標値も表示されるタイプとなります。いわゆるアクティビティトラック系に絞り、むやみに多くの機能を搭載しないという、昨今のスマートウォッチらしい構成と呼べるでしょう。

そして独自性の高い計測機能が、発電量の表示とログ集積。これは装着している際、本当に発電されているのかを知る目安となるだけでなく、体温データと外気温データの計測も兼ねており、また消費カロリー計測にも反映されます。また、1日の間にどれぐらいの発電を行なったかの確認なども可能です。

さらに最上位版となる『PowerWatch X』では、ペアリングしたスマートフォンからの電話着信やメッセージの通知にも対応。より便利に使えます。

ディスプレイは(もちろん)消費電力の少なさで有利な、直径30mmの白黒電子ペーパー。出荷時から日本語表示にも対応します。本体の操作は、リューズ(押し込めないダイヤルのみのタイプ)と2つのボタンで行ないます。

さらにiPhone(iOS)とAndroid用の専用アプリも用意。記録されたデータなどを見やすく表示できます。

さて、本シリーズ最大の特徴となる「体温での発電」ですが、これは腕に接触する面の体温と、外気温の温度差を利用して発電するという、いわゆる温度差発電を応用したもの。同種の原理を用いた研究は長年にわたって行なわれていますが、今回はスマートウォッチで実用化したのがポイント。

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