ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」が16日、英下院教育委員会の参考人質疑に招かれ、意見陳述した。世界の議会制度の模範となった英議会の長い歴史上、人間以外が発言するのは初めてという。
質疑のテーマは、ロボットなどの新しい技術を活用する第4次産業革命と人工知能(AI)がもたらす教育の発展。ペッパーは他の研究者らとともに出席した。
委員会の冒頭で自己紹介を求められ、「おはようございます。委員長、このような機会をいただき、ありがとうございます」と礼儀正しくあいさつ。ペッパーを活用した英ミドルセックス大学での教育活動について滑らかな英語で説明し、議場から拍手が起きた。
投稿サイト、ツイッターではペッパーの英議会デビューをめぐり、「素晴らしい」と歓迎する意見があった半面、「ただの人形芝居だ」と批判的な声も上がった。「ロボットのような(定型的な発言を繰り返すばかりの)メイ首相が同胞に道を切り開いた」と、現政権を皮肉る投稿もあった。
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