2025年8月3日日曜日

AWSクイックスタートでアーキテクチャや構築自動化を学べる

 

AWSクイックスタートとは

AWSクイックスタート

AWS クイックスタートは、AWS クラウドでの主要なワークロード向けに自動化されているリファレンスデプロイです。

AWSクイックスタートではよくある構成やソフトウェアを設定込みでデプロイできる「手順」や「テンプレート」、「アーキテクチャ」が公開、共有されています。

短い時間、数ステップで目的の環境をソフトウェア込みで構築できる。さらにカスタマイズも可能。というのがAWSクイックスタートの特徴ですが(中には5分!というのも)、私の場合はアーキテクチャの参考やCloudFormationテンプレートやスクリプトの書き方など勉強目的でみることが多いです。

何が嬉しいのか

·         可用性やセキュリティがAWS のベストプラクティスに沿って作られている

    • 大事なところなので安心して構成を参考にできます

·         テンプレートやソースコードが公開されている

    • AWSやソフトウェアを開発した専門家のコードを学ぶことができます

·         アーキテクチャ図とその説明が記載されている

    • 触ったことのないサービスも具体的な使い方を知ることができます

·         デプロイガイドも公開されている

    • 社内の人に共有するときの資料の作り方、配布の仕方などの参考にできます

·         ユースケース別に検索できる

    • 例えば「IoT」「分析」「Windows」といった目的に応じた検索ができます。

·         「そんな機能やソフトウェアがあったのか!」というような新しい発見もあります

一部をご紹介

ソフトウェア会社が開発して提供しているクイックスタートもありますが、今回は主にAWSが開発したクイックスタートの中でインフラやCI/CDの一例を紹介します。

インフラストラクチャ、セキュリティ

Linux 踏み台ホスト(デプロイ時間5分)

VPC 内の Linux インスタンスに安全にアクセスするための Linux 踏み台ホストを AWS インフラストラクチャに追加します。

リモートデスクトップゲートウェイ(デプロイ時間30分)

リモートデスクトップゲートウェイをデプロイし、リモートユーザーと Microsoft Windows が実行されている EC2 インスタンス間のセキュアな暗号化接続を確立します。

PCI DSS(デプロイ時間30分)

ペイメントカード業界 (PCI) データセキュリティ標準 (DSS) コンプライアンス向けに標準化されたアーキテクチャをセットアップします。

DevOps

AWS CloudFormation テンプレート向け CI/CD パイプライン(デプロイ時間15分)

[CI/CD、テスト] AWS CloudFormation テンプレートを GitHub リポジトリから自動的にテストするためのパイプラインをデプロイします。テスト用の AWS TaskCat、継続的な統合のための AWS CodePipeline、ビルドサービスの AWS CodeBuild が含まれます。

ブルー/グリーンデプロイ(デプロイ時間15分)

[CI/CD] AWS Elastic Beanstalk 環境にデプロイするために、AWS CodePipeline を使用してブルー/グリーンアーキテクチャを構築します。

最後に

AWSソリューションというページでもアーキテクチャやCloudFormationのテンプレートが公開されているのでこちらも同じく参考になると思います。

一から作らず既にあるものを活用できたり、AWSのベストプラクティスも学べるのでとてもよいデプロイリファレンスだと思います。

いままでAWS管理コンソールでポチポチと時間をかけてGUIを操作して環境を構築していたのは何だったのか・・・。そう思わせてくれるような便利なアーキテクチャやソフトウェアが今後も増えていくことを期待しています!

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