米Microsoftは7月12日(現地時間)、これまで「Office 365」で提供してきたコラボレーションツール「Microsoft Teamsの無料プランの提供を開始した。日本語を含む40カ国語で利用可能だ。
Teamsは、Microsoftが2016年に発表したチームコラボレーションツール。Slack対抗とみられている。
利用するには、サインアップページでのMicrosoftアカウント、「勤務先の電話番号」「会社名」「会社の規模」「国または地域」の入力が必要だ。会社の規模として1人も選べるので、フリーランスでも利用可能だ。
無料版でもメッセージ数と検索に制限はなく、ゲストによるアクセスも可能。最大300人までが参加できる。有料版にあって、無料版で使えない機能は、以下の通り。
- Exchangeによるメールホスティングと独自のメールドメイン
- OneDrive、SharePoint、Planner、YammerなどのOffice 365のサービス
- あらかじめスケジュールを設定した会議
- Microsoft Steamでの会議の録画・録音
- 電話での通話と電話会議
また、ファイル用のストレージが1人当たり2GBで、共有ストレージは10GBだ。データの転送と保管は有料版同様に暗号化される。
ライバルのSlack無料版は、検索可能なメッセージは1万件までで、ファイル用ストレージは5GB、ゲストアカウントはない。
Microsoftによると、Teamsは現在、181市場で20万以上の企業が活用しているという。
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