✅ カスタムツールセットとは?
カスタムツールセットとは、よく使うツールをグループ化してまとめて管理できる機能です。
例えば、以下のような用途に便利です:
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テスト関連ツールだけをまとめたセット
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特定の開発フェーズ(デバッグ・リリースなど)で使うツールだけをまとめたい
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複数の拡張機能が追加するツールを整理したい
🛠 ツールセットの作り方(ステップバイステップ)
① Chatビューを開く
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VS Code を開く
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Ctrl + Alt + I
で Chatビューを開く -
右上の設定アイコン(⚙️)をクリック
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「Configure Chat(チャットを設定)」を選択
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「Tool Sets(ツールセット)」をクリック
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「New tool sets file(新しいツールセットファイル)」を選択
もしくは、コマンドパレット(
Ctrl + Shift + P
)でChat: Configure Tool Sets
と入力してもOK!
② ツールセットファイルを作成
すると、以下のような .jsonc
形式のファイルが開きます:
解説:
項目名 | 説明 |
---|---|
"reader" | ツールセットの名前。プロンプト内で #reader と書けば呼び出せます。 |
"tools" | このセットに含めたいツール名のリスト。 |
"description" | ツールセットの簡単な説明。ツール選択画面で表示されます。 |
"icon" | アイコン(任意)。VS CodeのProduct Icon Referenceで使える名前を選びます。 |
③ よく使うツールをセットにまとめる
例えば、「デバッグ用のツールセット」を作るとこんな感じ:
④ 作ったツールセットを使う
作成したツールセットは以下の方法で使用できます:
方法1:プロンプトで直接指定
方法2:Chatビューのツールピッカーで選択
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Chatビュー右上の🔧アイコン(Tools)をクリック
-
作成したツールセットにチェックを入れる
🎯 ツール名ってどこで確認できるの?
以下の3種類のツールがあります:
種類 | 説明 |
---|---|
Built-in tools | VS Codeに最初から入っているツール(例:problems , changes ) |
MCPツール | GitHubのMCPサーバー経由で提供される |
拡張機能のツール | 拡張機能が追加する独自ツール |
🔍 どんなツールが使えるかは、Chatビューの「Tools(ツール一覧)」で確認できます。
📝 補足:複数のツールセットを定義したい場合
以下のように、1つの .jsonc
ファイルに複数のツールセットを定義できます:
✅ ツールセットの活用ポイント
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目的別に分ける(デバッグ・テスト・開発・リリース)
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プロンプトで呼び出しやすくする(短く覚えやすい名前)
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プロジェクトごとにセットを切り替えると効率UP!
🚫 注意点
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1回のチャットで有効にできるツール数は 最大128個まで
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多すぎると「128個以上のツールが有効になっています」というエラーが出ます
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その場合は、一部のツールを外すか、仮想ツールのしきい値を調整しましょう(設定名:
github.copilot.chat.virtualTools.threshold
)
🔚 まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
カスタムツールセットとは? | ツールをまとめて管理する機能 |
作り方 | Chatビュー → Configure Chat → Tool Sets |
書き方 | JSONCファイルで記述(名前・説明・ツール一覧・アイコン) |
使い方 | プロンプトで #ツールセット名 と記述 or ツールピッカーから選択 |
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