Googleは2018年11月2日(米国時間)、「G Suite Developer Hub」でG Suite開発者を支援するさまざまな新機能を提供開始したと発表した。
G Suite Developer Hubは、従来サービスの名称を改称したもの。従来は「Apps Scriptダッシュボード」と呼んでいた。Apps Scriptプロジェクトの管理に役立つモニタリングツールとして提供してきており、その役割を継承する。Apps Scriptは、G Suiteに対応したJavaScript開発環境。
G Suiteは、「Gmail」「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」「サイト」などのアプリケーションや、メッセージング、コラボレーション、セキュリティ、コンプライアンスといったツールのセット。
Googleは、既存ソフトウェアをG Suiteに統合したり、G Suite内で動作する新しいアプリケーションを作成したりするための一連のツールやリソースを、「G Suite Developer Platform」として提供している。
G Suite Developer Hubは、プロジェクトの単一ビューを提供し、1つの画面から次のような作業を実行できる。
G Suite Developer Hubにより、プロジェクトを簡単に始めることができる。ドキュメントやスプレッドシート、Gmailなどのアドオンを作りたい場合、準備が整ったApps Scriptプロジェクトを1クリックで起動できる。
さらにG Suite Developer Hubでは、開発プロセスを効率化できるさまざまなテンプレートに簡単にアクセスでき、「App Maker」アプリも容易に作成できる。App Makerは、G Suiteドメイン用のカスタムアプリを素早く作成できるローコードまたはノーコード開発環境だ。
開発者がApps Scriptを使用する最も一般的な方法の一つは、トリガーに基づいて自動実行することだ。これまでは、トリガー条件を作成、表示、管理するには、各スクリプトやプロジェクトを調べなければならなかった。G Suite Developer Hubでは、トリガーを一目で確認できる他、作成や変更も簡単にできる。
G Suite Developer Hubのプロジェクトリストとプロジェクト詳細ページでは、App Makerを完全にサポートしている。
G Suite Developer Hubでは、スクリプトの実行結果をリアルタイムに表示できる。ブラウザの表示を更新する必要はない。
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