本稿執筆時点では、このような形でRDBMSのサービスを提供している例は少なく、すでに有料サービスを提供しているマイクロソフトの「Microsoft SQL Azure Database」やアマゾンの「Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)」が先行しているような状況です。
先行する2社と比べると、Googleはサービス提供を始めたばかりです。そのせいか、Google Cloud SQLは現在、"Limited Preview(限定プレビュー)"という扱いになっており、一部のユーザーのみに無料で公開しています。利用するには申し込みが必要で、申し込んでしばらくたつと、招待のメールがやってきます。まだ、多くのユーザーに対応するほどのハードウェアを準備していないのかもしれません。ハードウェアなど、受け入れの準備ができたところで招待状を送っているということも考えられます。
Google Cloud SQLは、オラクルのMySQLを基にしたサービスであり、MySQLとほとんど同じように扱えます。Java言語を利用して、JDBC(Java Database Connectivity)経由でGoogle Cloud SQLに接続することも可能です。
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