2012年5月21日月曜日

Google、Android の戦略を変更

Google の Android OS は新バージョンの搭載を Nexus シリーズで行う通例があったが、この通例が変化しそうだ。これまで Nexus シリーズは 1 社のハードウェアメーカーと共同開発されてきたが、新バージョン「Android 5.0」では複数のメーカーに早期提供すると同時に、消費者に対して SIM ロックフリー状態の本体を直接販売することになるという。最大 5 社のメーカーが Android 5.0 の早期提供を受け、スマートフォンとタブレットの生産をしているとのこと  。

Google Wallet 普及のため 399 ドルで Galaxy Nexus の SIM ロックフリー版の販売を始めたことや、200 ドルで提供されるという Nexus タブレットの計画、今回の Android 5.0 搭載 Nexus シリーズなど直接販売にシフトを置き始めていることから、Google は Android プラットフォームを再定義しようとしていることが覗える (Computerworld Blogs の記事) 。

Google は、Android 製品への直販体制や Nexus ラインなどを増やして、プラットフォームへのコントロール力を強化することで、Android を取り巻く最大の不満であるプラットフォーム全体の統一性と説明不足の解消を目指そうとしているものと見られている。

 

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