2011年11月4日金曜日

【1】NFCでデータを共有する「Androidビーム」

 「Androidビーム」は、NFC対応デバイス間で共有を行うための機能です。ユーザー同士が2つのNFC対応のデバイスを接触することで簡単に、お気に入りアプリ、コンタクト、音楽、動画など、ほとんどのコンテンツを交換可能にします。デバイス同士が数センチ範囲内にあると、システムはNFCの接続を設定して共有のためのUIを表示し、ユーザーは画面をタッチすることで共有が行えます。
 例えば、ユーザーは連絡先を交換したり、マルチプレイゲームを開始したり、チャットやビデオ通話に参加したり、写真や動画などを共有したりできます。アプリを共有する場合、Androidマーケットのアプリ詳細ページへのリンクを送ります。リンクが送られた端末上のマーケットアプリは詳細ページを起動し、ユーザーはアプリを簡単にダウンロードできます。
 開発者は、ゲームのスコア、マルチプレイゲームの初期化、チャットの開始などを行うために、Androidビームをアプリに組み込めます。またアプリは、共有されるデータと、それがどのように処理されるかを完全に制御できるため、ほとんどすべての相互通信が可能になります。大きなデータの場合、ユーザーにペアリング画面を表示せずにBluetooth経由でもデータを転送できます。

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